日本の高齢者は「痩せすぎより軽い肥満のほうが死亡リスクが低い」そうだ!?

読売新聞のWEBコラム「yomiDr」の12月13日付で、「日本の高齢者は痩せすぎ、体重を戻せば死亡リスクは半分以下に」という記事が掲載されている。この記事を書いているのは訪問診療医の佐々木淳という先生だ。
佐々木先生は「歳をとれば、痩せてきても当たり前と考えてしまうかもしれませんが、実は高齢者の場合は、むしろ太っていた(軽い肥満)ほうが、要介護や死亡のリスクが少なくなることがわかってきました」という。
さて、ここでいう゛軽い肥満゛というのは、どの程度の肥満なのだろうか。身長と体重から算出されるBMI<体重(kg)÷身長(m)の2乗>という数字が体格の指標としてよく使われるもの。
一般的には「22」が標準、「25」を超えると肥満、「18.5」を下回ると痩せとされている。「高齢者の場合、女性は軽度肥満(BMI23~24.9)、男性は中程度肥満(同27~29.9)の人が最も死亡のリスクが低くなります」そうだ。



またアメリカでの研究では、高齢者は軽度肥満(BMI25前後)の人が、最も要介護になりにくい、という研究報告もあるという。ということは、年齢とともに太っていくのが゛安全な゛歳のとり方だということらしい。
さて、これを私のケースに当てはめてみると、現在、身長165cm 、体重64kgだから、BMIは2.38ということになる。標準22より少し太っており、25の肥満には至っていない。
振り返ってみると、私は20代は53kg前後、30~40代は56kg前後、50代になって60kgに至り、60代になるとお腹が出てきて63KGに増え、69歳の現在は65kgというわけである。
60代に入り、おなかが出てきたのにショックを受け、美木良介のロングブレスダイエットに挑戦して、少しお腹をへこますことに成功したが、今年の初めころには体重が67kgまで増えた時期がある。
しかし、佐々木先生によると日本の高齢者は、むしろ痩せている人の割合が高いようである。たとえば「在宅療養している高齢者の平均BMIは、なんと18.1であることが分かっている」という。
日本の在宅高齢者の「実に6割は、BMI18.5未満」の痩せすぎの状態であるようだ。
以下、佐々木先生の書いている記事のまとめである。

アメリカからの報告では、入院した高齢者の場合、入院時に栄養状態が良かった高齢者は、入院時に低栄養だった高齢者に比較して、3年後の生存率が4倍も高いことがわかりました。
どんな名医にかかっても、どんな高級な薬を飲んでいても、実は死亡のリスクは大して変わりません。でも、痩せている人はしっかり食べて体重を取り戻すだけで、死亡のリスクが半分以下に下がるということです。
特に高齢者の場合、まずはしっかりと食べて体重と筋肉を守ることが、より効果的な健康管理の方法だと断言できます。

ということである。まあ、食べすぎは良くないが、おいしいものをコンスタントに食べて、BMI27前後を目指していくことが長生きの秘訣であるようだ。